2016年 05月 05日
改めて枚方T-SITE店のこと |
こんばんは!
昨日のアップをもう少し読みやすくしました!
少し長いのですが、ご一読頂けると嬉しいです😊
↓↓↓
ワインショップFUJIMARU代表の藤丸です。
出店への経緯を少しずつ綴っていきたいと思います。
TーSITEを運営するTSUTAYAで有名なカルチュアコンビニエンスクラブ、略してCCCさんは京阪枚方市駅前が発祥の地なのです。
たった30年でレンタルビデオやCDの代名詞になったTSUTAYAさん。
でも、彼らが目指しているのは世界一の企画会社だという。
私たちの年代にとって、TSUTAYAさんは日常のもので、セブンイレブンのようなコンビニと同じ感覚でした。特に調べたこともなければ気にしたこともなかったのです。
それが一変したのは、代官山TーSITEをたまたま訪問した時でした。この会社が特殊な集団であり、どういう意図でTーSITEが産まれたのか、非常に興味が湧き、CCCさんのことを調べたことがのがもう2年前です。
2年前にくずは店をオープンした後、商業施設からの誘致が2、3週間に一度入るようになりました。
もちろん、「ワインを日常に」というコンセプトがある以上、そういうジャンルもいつかは、と狙ってはいたのですが、想像以上の反響でした。
ただ、私たちは資本もスタッフも限りある零細企業。誰とどこで組むかは会社の存亡に関わる一大事。そうそう決断はできません。
そして、何よりも普通に出店してもただ売り上げが上がるだけなら、私たちにとっては意味がないのです。売り上げよりももっと楽しいことがないと出店する理由が見出せません。
時間が流れ、清澄白河のオープンで、東京に出かける機会が多くなり、代官山TーSITEで過ごす時間が何度かありました。
『TーSITEなら面白いよなぁ。。。』
と思うようになった矢先です。
スタッフからメールがあり、CCCさんからTーSITE出店の打診の電話があったと。確か、2、3人には話したことがあったけど、本当に盗聴器でも付いてるんじゃないかと思ったぐらいのタイミングでした。全身鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
ただ、そこからは苦しい時間を過ごすことになるのですが。。。
私たちにはすでに枚方市にお店があります。それがワインショップ&ワイン食堂 フジマル醸造所 京阪くずは店です。
京阪電鉄さんからお声掛け頂き、2014年6月にオープンしました。醸造所と名前が付いていますが、島ノ内や清澄白河では造ってるのに、ここではワインは造っていません。なのになぜ、その名前を使ったの?と聞かれるのですが、はっきり言って、くずは店をスタートさせた時に清澄白河の構想の欠片もなく、ましてや、枚方市でもう一軒するなんて思わなかったからです(笑)当時、島ノ内が全盛だったので京阪さんからの希望でもありました。
くずは店もオープン当初は2時間待ちとかが普通で本当に忙しかったのですが2年経ちすっかり落ち着いてしまいました。
このTーSITE出店を機にリニューアルを進めているところです。より気軽に親しみやすいお店にしたいと思っています。
私にとっては縁もゆかりもなかった枚方市ですが、偶然、実弟が引っ越しきたり、2店舗目をオープンしたりといつの間にかどっぷり漬かることになりました。
くずは店をオープン後、あることに気付きます。駅ビルに入っているせいで色んな制約があり、何をするにもスピード感がなくなってしまいました。これを何とか打破しようと思って考えついたのが、くずは店とは別にくずは駅近郊の住宅街にもう1店舗、お店を造ってより溶け込もうと準備を進めていました。
ただ、そんな中、親友のお店の撤退を手伝うことになり、そして、逆に引き受けることになったのが天満橋店です。天満橋店のスタイルはもともとくずは駅近郊の住宅街でやるつもりで準備してきたのですが、諸般の事情で急遽、大阪市内でスタートすることになりました。
こんな小さな会社が浅草橋店も合わせて1年間に3店舗オープンすることになり、とんでもなく大変な時間を過ごすことになります。
合わせて清澄白河のワイナリーまでオープンしてしまい、ここ2年ぐらいの記憶がありません(笑)
もとい、今でこそ言えますが、天満橋店のスタイルは住宅街である枚方向けだったので、市内にフィットさせるのに手こずりましたが、最近ではとても忙しくさせてもらっています。
そして、清澄白河のワイナリー兼レストランをオープン後、やっと枚方市に力を入れ直そうとした矢先にお話を頂いたのがTーSITEでした。
TSUTAYAさんが創業30年を迎え、故郷に錦を飾るべくオープンする枚方TーSITE。代官山TーSITEやCCCさんに好意を抱いていた自分としては願ってもない話でした。
ただ、他のTーSITEや蔦屋書店さんにお越し頂ければわかってもらえるのですが、内装などのグレードが高く、いつも内装費や物件取得費をできるだけ抑えて、スタッフの人数を増やすという自分たちのスタイルとを擦り合わせることが非常に難しく、去年の夏から始めた協議でしたが、押印したのはなんと3月末。大型の商業施設としてはかなり遅いのではないでしょうか?かなり難航しました。
ただ、ここで凄かったのは、CCCさんはちゃんと私たちのことを理解してくれていたのです。私が投げかける無理難題を何とかクリアしようと全社的にバックアップしてくれました。
酒販免許の申請があったので3月で押印しましたが、決定していないことが多い中であっても、とりあえず、「やるんだ!」という彼らの強い意志のおかげで出店を決断し今に至ります。
私たちからするととてつもなく大きな会社ですが、街場スピリッツに溢れた集団であり、実際、デザインやフロアマネジメントに置いても非常に柔軟でした。まもなくオープンですが、今はとても楽しみにしています。
昨日のアップをもう少し読みやすくしました!
少し長いのですが、ご一読頂けると嬉しいです😊
↓↓↓
ワインショップFUJIMARU代表の藤丸です。
出店への経緯を少しずつ綴っていきたいと思います。
TーSITEを運営するTSUTAYAで有名なカルチュアコンビニエンスクラブ、略してCCCさんは京阪枚方市駅前が発祥の地なのです。
たった30年でレンタルビデオやCDの代名詞になったTSUTAYAさん。
でも、彼らが目指しているのは世界一の企画会社だという。
私たちの年代にとって、TSUTAYAさんは日常のもので、セブンイレブンのようなコンビニと同じ感覚でした。特に調べたこともなければ気にしたこともなかったのです。
それが一変したのは、代官山TーSITEをたまたま訪問した時でした。この会社が特殊な集団であり、どういう意図でTーSITEが産まれたのか、非常に興味が湧き、CCCさんのことを調べたことがのがもう2年前です。
2年前にくずは店をオープンした後、商業施設からの誘致が2、3週間に一度入るようになりました。
もちろん、「ワインを日常に」というコンセプトがある以上、そういうジャンルもいつかは、と狙ってはいたのですが、想像以上の反響でした。
ただ、私たちは資本もスタッフも限りある零細企業。誰とどこで組むかは会社の存亡に関わる一大事。そうそう決断はできません。
そして、何よりも普通に出店してもただ売り上げが上がるだけなら、私たちにとっては意味がないのです。売り上げよりももっと楽しいことがないと出店する理由が見出せません。
時間が流れ、清澄白河のオープンで、東京に出かける機会が多くなり、代官山TーSITEで過ごす時間が何度かありました。
『TーSITEなら面白いよなぁ。。。』
と思うようになった矢先です。
スタッフからメールがあり、CCCさんからTーSITE出店の打診の電話があったと。確か、2、3人には話したことがあったけど、本当に盗聴器でも付いてるんじゃないかと思ったぐらいのタイミングでした。全身鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
ただ、そこからは苦しい時間を過ごすことになるのですが。。。
私たちにはすでに枚方市にお店があります。それがワインショップ&ワイン食堂 フジマル醸造所 京阪くずは店です。
京阪電鉄さんからお声掛け頂き、2014年6月にオープンしました。醸造所と名前が付いていますが、島ノ内や清澄白河では造ってるのに、ここではワインは造っていません。なのになぜ、その名前を使ったの?と聞かれるのですが、はっきり言って、くずは店をスタートさせた時に清澄白河の構想の欠片もなく、ましてや、枚方市でもう一軒するなんて思わなかったからです(笑)当時、島ノ内が全盛だったので京阪さんからの希望でもありました。
くずは店もオープン当初は2時間待ちとかが普通で本当に忙しかったのですが2年経ちすっかり落ち着いてしまいました。
このTーSITE出店を機にリニューアルを進めているところです。より気軽に親しみやすいお店にしたいと思っています。
私にとっては縁もゆかりもなかった枚方市ですが、偶然、実弟が引っ越しきたり、2店舗目をオープンしたりといつの間にかどっぷり漬かることになりました。
くずは店をオープン後、あることに気付きます。駅ビルに入っているせいで色んな制約があり、何をするにもスピード感がなくなってしまいました。これを何とか打破しようと思って考えついたのが、くずは店とは別にくずは駅近郊の住宅街にもう1店舗、お店を造ってより溶け込もうと準備を進めていました。
ただ、そんな中、親友のお店の撤退を手伝うことになり、そして、逆に引き受けることになったのが天満橋店です。天満橋店のスタイルはもともとくずは駅近郊の住宅街でやるつもりで準備してきたのですが、諸般の事情で急遽、大阪市内でスタートすることになりました。
こんな小さな会社が浅草橋店も合わせて1年間に3店舗オープンすることになり、とんでもなく大変な時間を過ごすことになります。
合わせて清澄白河のワイナリーまでオープンしてしまい、ここ2年ぐらいの記憶がありません(笑)
もとい、今でこそ言えますが、天満橋店のスタイルは住宅街である枚方向けだったので、市内にフィットさせるのに手こずりましたが、最近ではとても忙しくさせてもらっています。
そして、清澄白河のワイナリー兼レストランをオープン後、やっと枚方市に力を入れ直そうとした矢先にお話を頂いたのがTーSITEでした。
TSUTAYAさんが創業30年を迎え、故郷に錦を飾るべくオープンする枚方TーSITE。代官山TーSITEやCCCさんに好意を抱いていた自分としては願ってもない話でした。
ただ、他のTーSITEや蔦屋書店さんにお越し頂ければわかってもらえるのですが、内装などのグレードが高く、いつも内装費や物件取得費をできるだけ抑えて、スタッフの人数を増やすという自分たちのスタイルとを擦り合わせることが非常に難しく、去年の夏から始めた協議でしたが、押印したのはなんと3月末。大型の商業施設としてはかなり遅いのではないでしょうか?かなり難航しました。
ただ、ここで凄かったのは、CCCさんはちゃんと私たちのことを理解してくれていたのです。私が投げかける無理難題を何とかクリアしようと全社的にバックアップしてくれました。
酒販免許の申請があったので3月で押印しましたが、決定していないことが多い中であっても、とりあえず、「やるんだ!」という彼らの強い意志のおかげで出店を決断し今に至ります。
私たちからするととてつもなく大きな会社ですが、街場スピリッツに溢れた集団であり、実際、デザインやフロアマネジメントに置いても非常に柔軟でした。まもなくオープンですが、今はとても楽しみにしています。
by fujimaru-kuzuha
| 2016-05-05 20:22